2016.12.17 暮らしとしごとが重なりあった、しなやかな営みを続けている人たちと出会う。暮らしとしごとをめぐる旅 ─ モノづくり編 ─

とちぎには暮らしとしごとが重なりあった、しなやかな営みを続けている人たちがいます。

実際にどんな人が、どんなしごとをして暮らしているのか。

 

コンパスがご案内するとちぎのツアー「暮らしとしごとをめぐる旅」は、そんな様々なライフスタイルに出会いにいく旅です。

 

第1弾は、「モノづくり編」。古くから繊維業が盛んで、金属加工などフットワークの軽い小規模な工場が集まる足利市と、日光例幣使街道の宿場町として栄え、職人のまちとして名高い鹿沼市。

 

コンパス初となる日帰り旅で、足利市と鹿沼市の2つのまちを訪ねました。

 

足利市 mother tool

 

まずはmother toolさんのショップと工場へ。オーナーの中村さんにお店のコンセプトや製品をつくる際に心掛けていることなど、たくさんのお話を伺いました。

 

 

人の手にこだわり、モノづくりに取り組んでいるmother toolさんの姿勢が印象的でした。

 

 

 

昼食は、mother toolさんもオススメの「はせがわ珈琲」さんへ。ゆったりとくつろげる雰囲気のよい店内で、こちらも同じくオススメだったハヤシライスを堪能しました。

 

 

足利市 FACTORY

 

午後は素材から糸、縫製、染色、販売まで取り組んでいるFACTORYさんへ。ディレクターの野村さんは、素材へのこだわり、質の高い製品をつくる上でのポイントなど話してくださいました。

 

 

販売店舗へも足を運び、製品が生まれ、お客さんの手に届くまでの流れを体験し、モノづくりの本質的なことを伝えていただきました。

 

 

次は鹿沼へ!!

 

鹿沼市 星野工業株式会社

 

鹿沼市では、地場産の木材を使用して2000を超えるプロダクトを生産している星野工業さんへ。工場を案内してくださった星野さんに、まな板や桶のほか、ぐい飲みやジャングルジムなど新たに開発している商品、そして地場産の素材を使う価値などたくさんのお話を伺いました。

 

私たちが普段から使用している品々の裏側にある思いや技術に想いを馳せる時間になりました。

 

 

盛りだくさんのプログラムもいよいよラスト、ゲストハウスCICACUへ。

 

廃業になっていた江戸時代創業の旅館を、人の集う場として再生させたこの場所をお借りし、その物語についてもお話を伺いました。

 

 

鹿沼市 きびがら工房

 

きびがら工房の丸山さんにお話を伺いました。丸山さんは、江戸時代から続く鹿沼箒製作の3代目で、箒製作の際に出る端材を利用したきびがら細工もつくられています。

 

鹿沼で農家さんと一緒に無農薬・無化学肥料で箒草の栽培などに取り組まれるなど素材にもこだわり、日々良いモノを作ろうと研鑽されている姿やその考え方から、モノづくりにとって大切なことを教えていただいたように思います。

 

 

最後は、鹿沼で暮らし働く方たちにもお越しいただいての大交流会!

地域での暮らしやしごとのリアルに会話も弾む中、ツアー終了となりました。

 

 

お会いした方々から、自分のやりたいことと仕事の一致、いかに自分たちも楽しむか、素材へのこだわり、飾らない本質的な価値観、都会とは違う時間の捉え方など、様々な視点をいただきました。

 

ご協力いただきました mother toolの中村さん、FACTORYの野村さん、星野工業の星野さん、きびがら工房の丸山さん、 cicacuの辻井さん、そして、交流会に参加してくださった鹿沼市のみなさま、本当にありがとうございました。

 

 

mother tool 中村さんやcicacu 辻井さんの情報はこちらもチェック!

→とちぎの人と暮らしの魅力を伝えるWebマガジンベリーマッチとちぎ