2016.11.23 東京を舞台に、地方での仕事を考え、交流する。「とちぎを思いっきり楽しめる日」

隠れ家的な東京の古民家を舞台に、「とちぎを思いっきり楽しめる日」を実施しました。ゆるく地方での仕事を考える「コンパスなボードゲームカフェ」と、東京在住の栃木出身者たちで組織する「栃木ゆかり飲み」とのコラボ企画での交流会と、2部制での開催です。

今回は企画から運営まで、東京在住のメンバーたちの力を借りた協働イベントです。

 

 

第1部 コンパスなボードゲームカフェ

 

「あそびを通して、人と人をつなぐ」をミッションに活動するNPO団体「わくラボ」代表で、「コミュニティデザインラボ machi-ku」代表の安藤哲也さんをゲストに迎え、今回のために制作したオリジナルボードゲームを通じて、ジブンゴトとして考えるのが難しい「ローカルでの仕事・働き方・関わり方」を妄想し、ローカル(栃木)とどのように関わるのか考えました。

 

 

まずは、安藤さんからボードゲームについて説明を。安藤さんがワークショップに活用しているボードゲームはドイツ製のものが多く、「運」の要素と「頭脳」の要素がバランス良く盛り込まれていて、大人と子どもが対等に遊べるという特徴があるとのこと。

 

安藤さんの説明を受けたあと、グループに分かれて、2種類のボードゲームを実際に体験してみました。どちらもルールがわかりやすく、すぐみんな夢中になって遊ぶことができ、初対面だった参加者同士も緊張がほぐれてあっという間に打ち解けることができました。

 

 

そしていよいよ今回のメインゲーム「Mo-so LIFE CARD」の時間に。

 

このボードゲームは、親が読み上げるとちぎや地方に山積する様々な「課題」に対して、どのような解決策があるかを考えるというもの。

 

グループごとに、自分の分身となるキャラクター「アバター」の経歴・人脈・能力を妄想し、「資源カード」を組み合わせることでオリジナルの解決策を親にプレゼンテーションします。親は提示された解決策に対して、ビジネスとして成功しそうであると思えば「コインチップ」を、アイデアは良いけどビジネスにはならなそうと思えば「ナイスチップ」を渡します。

 

このようにボードゲームの基本的なルールやベースは用意されていますが、実はこのゲームは参加者たち自身で、勝利条件を決め、資源カードやアバターをつくることで、はじめて完成します。

 

安藤さんのコーディネートのもと、ゲームの準備を行い、いよいよゲームスタートとなりました。

 

最初はどんなアイデアが有効か手探りで考えていた参加者のみなさんも、様々なアイデアを聞いて刺激を受けたようで、だんだん白熱し、笑いあるアイデアあり、実体験に基づくリアルなアイデアありと、ローカルでの様々な可能性(妄想)を生み出していました。

 

 

「百聞は一見にしかず」。ここで生まれたたくさんの可能性を実践するため、参加者のみなさんにはぜひローカルに足を運び、課題や資源に触れて、ローカルの魅力を感じてほしいと思います。

 

第2部 栃木ゆかり飲みコラボ交流会

 

ボードゲームで楽しんだ後は、「栃木ゆかり飲み」プレゼンツの第2部交流会。

 

 ▲ 「栃木ゆかり飲み」運営メンバーのみなさん。全員栃木県出身者。

 

東京で暮らし働く、とちぎにゆかりのある方々がたくさん集まってくださいました。初対面でも同じ「とちぎ」というキーワードがあるだけですぐに打ち解けられ、ほっこりする空間に。ゆかり飲みのメンバーがつくる栃木産の食材を使った料理がどれも美味しく、お腹も心も満たされました。

 

最後に、コンパスのメンバーやふるさと回帰支援センターで栃木県の移住担当をされている遠藤さんから、今の取り組みや仕事に関わるきっかけ・モチベーションなどについて話をさせていただき、お開きとなりました。

 

たくさんの方々との出会いを提供くださった「栃木ゆかり飲み」のみなさん、ありがとうございました。

 

ボードゲーム製作からコーディネートまでご協力くださった安藤さん、コラボしてくれた「栃木ゆかり飲み」のみなさんはじめ、企画・運営を担ってくれたメンバーのみなさん、ありがとうございました。

 

そして、何より参加して、同じ時間を共有してくださったみなさま、本当にありがとうございました!今後も都市部ととちぎをつなぐ、ゆるい交流の場を設けていきますので、お楽しみに!

 

※「栃木ゆかり飲み」さんは、”最もハードルの低い栃木との関わり方”として、栃木ゆかり飲みという"場"を定期的に提供してくださっていますので、興味ある方はチェックしてみてください。