2015.11.28~29 ミツカルツアー short ver.まちなか編@鹿沼市 に参加しました

参加プログラム:ミツカルツアー short ver.まちなか編

report:1日目 神奈川県在住 介護職員 加藤剛

    2日目 東京都在住 公務員(栃木県日光市出身) 原澤光太

 

ミツカルツアー1日目 挨拶の洗礼

 

一日目、JR鹿沼駅から市内中心部の旧中野屋旅館(現・CICACU cavin)に歩いていきます。結構ひなびた感じの町並みが続いていましたが、何故かクリーニング店が多いのが不思議でした。

 

道行く人がみんな「おはようございます。」と声を掛けて下さるのが印象に残りました。

都会とはちがった人と人のつながりを感じます。

 

CICACU cavinでのおもてなし(その1)

 

ここは昔ながらの旅館、という感じの趣ある建物でした。中に入ると廊下が長く、奥までずっと続いています。本館、新館、別館と増築を繰り返したらかなり広くなったのだそうです。

 

全員参加者が揃った所でオリエンテーションから。その最中にも何人もの地元の人が入れ替わり立ち代わり入って来て、賑やかなこと!人の温かさと色々なことへの興味関心が尽きないのかなと感じました。

 

オリエンテーションの後は昼食。近くの食堂「喜楽食堂」で出前を取ることに。出前は鹿沼の文化!お客さんが来たら必ずと行っていいほど出前を取るそうです。

 

いよいよ市内へ!

 

その後はまち歩きに。

 

まずは、「木のふるさと伝統工芸館」。全く知らなかったのですが、鹿沼は木工の職人さんが多くいる所。日光の社寺の材料を鹿沼で加工していたので、木工芸が盛んになったそうです。木の組子(格子に木を組んでいる)はとても緻密な加工で、一日数時間しか作業できないそう。思わずキーホルダーを買ってしまいました。

 

その奥に祭りに使う屋台が展示されていて、歴史や周りの装飾の説明を熱心にしてくださいました。 

 

沢山の屋台が地区ごとにあるのですが、工芸館に展示している屋台はその中でも唯一、明治天皇から菊の紋章をつけることが許された屋台なのだそうです。

 

 

その後、「まちの駅・新鹿沼宿」へ。

 

地元の野菜が安く買えます。地元の人もよく訪れるそうです。その後は、今宮神社へ。ここは日光とも縁の深い由緒正しい所です。お参りの後は、根古屋路地へ。猫とアヒルとヤギがいるのですが、ヤギは草の除草で出張中。アヒルも寝ていましたが、触ったら動いてびっくり。猫地蔵?も祀られていますよ。

 

cafe饗茶庵でコーヒーをテイクアウトして根古屋路地を出ようとすると、美味しそうな匂いが。唐揚げ屋さんの「鶏弁天」さんです。

 

最近開店されたとのことで、張り切っていました。夕食の差し入れもしてくださったのですが、唐揚げとても美味しかったです。お立ち寄りの際はぜひ、食べてみて下さい。

 

その後は亀と鯉のいる「弁天池」へ。まだ亀は冬眠せずに足をピーンと伸ばして甲羅干ししていました。 その様子がなんともおもしろかったです。

 

北小学校は木造作りの立派な建物。 渡り廊下のレトロさが子供の頃を思い出します。

 

 

しばらく歩いて「808(ヤマヤ)グラス」へ。とてもおしゃれな店内にご夫婦で運営されているお店です。

 

ガラス食器の教室もされているそうで、溶けたガラスから紐のように伸ばして見せて下さいました。色とりどりのガラスのコップはオススメです。

 

そこから少し歩いて、「鹿野精肉店」へ。

 

豚肉を半身のブロックから捌くところを見せて下さいました。なかなか普通のお肉屋さんでは見られませんよね。命を頂いているんだなと実感できます。コロッケやメンチカツもあり、美味しかったです。

 

そこから戻りながら、「乾樫木工所」へ。ここでは、屋台の車輪を木で作っています。

 

ヨーロッパだと、木の車輪の周りに鉄の輪っかをはめるのですが、ここでは木の組み方一つで、鉄輪を使ってないのです。 すごい技術に感動しました。

 

樫の木も関東一円から伐採して、10年掛けて乾燥してからようやく使い始められるとのこと。もう7代目とのことで、跡継ぎもいるとのことで安心しました。

 

最後に、「屋台のまち中央公園」へ。

 

敷地内の紅葉がとても綺麗で、写真撮っている方が大勢いました。丁度秋の工房展をしており、近隣の工芸家の方の作品の展示と即売会が開かれていました。内容は木の器や陶芸作品、木工品などで、とてもすてきな物ばかりで値段さえ気にしなければ…

 

CICACU cavinのおもてなし(その2)

 

まち歩き後に一旦お休みしていたら、鹿沼箒の職人さんがいらしてくれて、サプライズプレゼント!きびがら細工で作った十二支の置物を頂いちゃいました。 ありがとうございます!箒の材料から育てているそうです。

 

 

飲み物などを近くのスーパーに買い出しに行った後、食事を作り始めました。用意してる間に人が増えて、皆さんで乾杯!して、ひと通り自己紹介。

 

あちこちで仕入れた食事も美味しくて、街歩きでお腹が空いていたので前半は黙々と食に専念。お腹が膨れてきた後半からは周りの方と鹿沼にまつわることを中心に、話に花が咲きました。今日は市内中心部を回ったのですが、もっと郊外の方のお話も聞けました。

 

結構若い方でも、田舎に住んでいる人が多いのには驚きました。

 

 

今日オープンしたてのシャワールームで一日の汗を流した後、おやすみしました。泊まった部屋もとても綺麗で、快適な一夜でした。

 

とても充実した、そして楽しい一日となりました。

 

皆様、どうもありがとうございました。また鹿沼に行って遊びたいです。

 

ミツカルツアー2日目 お出かけプラン作りへ

 

朝8時すぎ。目をこすりながら起床。寒い鹿沼だけれど暖かい布団でぬくぬく眠れました。

 

9時前に、歩いて2分の場所にある「まちの駅・新鹿沼宿」の芝生広場へ。風間さん特製の朝食を食べていると、呉服屋の常陸屋さんが。風間さんと常陸屋さんの会話は先のことを見据えていて、とても格好良かったです。

 

そうこうしているうちに、「日光珈琲 朱雀」が開店したので、温かい飲み物を買い、今回のツアーのメインプログラムとなる「おでかけプラン」作りに出発。

 

参加者だけでまちの魅力を発見し、おでかけアプリ「Holiday」にその想いを写真と言葉で綴るというものです。

 

 

まちの駅で買ったごぼうメンチを食べつつ、「末広町通りを見て、おやつを買ったら「そば天国」(市内のそば屋が集結するイベント)に行こうよ。」と加藤さん・庄司さんと話していたが、予定通りにさせてくれないのが「魔境・鹿沼」。

 

「小太刀」「kirara」「アカリチョコレート」と魅力的なお菓子屋さん。

 

路地裏に急に現れるスリランカの仏・アルカナ様を誇る「清林寺」。

 

鹿沼こんにゃく二大巨頭の「中条こんにゃく」。

 

なによりマシンガントークのおもしろいオーナーさんがいる「アカリヤ雑貨店」

 

ほんの2kmばがり歩いただけなのに、予定の4時間の2/3ほど経過。

 

僕らは「そば天国」をあっさりあきらめ、アカリチョコレートで紹介してもらったそばや「みっちゃん」へ。

 

 

名物のニラそばの他にも「鹿沼こんにゃく」「芭蕉のそばもち」付きのセットがあり、これだけで鹿沼の名物を制覇したかのような美味しいお店でした。

 

昼食後は、東武線新鹿沼駅からCICACUまでを風間さん、辻井さんの案内のもとまち歩き。

 

3階にライブスペースがあり、昨日もライブを行ったらしい「興文堂書店」。

 

元競輪選手の雁部さんが経営する、整体もできるサイクルショップ「アシル自転車店」など、不思議だけど魅力あるお店を見ていたら、予定より遙かに遅くCICACU cavinに到着。

 

お出かけプラン作り&発表タイム

 

最後に、参加者でHolidayのお出かけプランを作成。「食べてばっかり。」と苦笑しながら、お腹だけでなく心も満たされたことが伝わるよう知恵を絞り、スタッフや女将に向けてプレゼン。

 

「CICACU cavinがオープンしたら紹介したい。」と太鼓判を押してもらいました。名残惜しかったですが、最後に女将から言葉をいただき、鹿沼を後にしました。

 

参加者でつくったツアープランはこちら

https://haveagood.holiday/plans/29024

 

 

実はこの文章は、新鹿沼発の特急スペーシアで書いています。

 

日光出身の僕にとって、鹿沼は通過するばかりでほとんど訪れたことがない街という印象ったが、このツアー通じて、また行きたい、住んでみたいという街に変わりました。

 

時間は押しまくりで、予定通りに進んだことはほとんどなかったが、その分たくさんの人と関わり、街の魅力を知ることができました。

 

来年1月頃の、CICACU cavinがオープンする際には、今回このツアーに参加できなかった方々も、ぜひここに泊まり、鹿沼を満喫して欲しいと思います。その際に、食べてばかりのプランに見えるかもしれないですが、僕たちのプランを参考にしていただければと思います。

 

このツアーでお世話になった皆様、本当にありがとうございました。